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2007年09月 アーカイブ

2007年09月10日

21世紀の国富論を読んで

ある本で(シュンペーターだったか。)一国の産業を興すために、もっとも大切なリソースは起業家である。起業家はゼロから有を生み出す。砂漠であっても、そこにあらゆる資源を集めてきて、事業を創る。というようなことが書いてあった。

まさに、その通りであり、強い思いを持った起業家がたくさん出てくることほど、その国の発展させる原動力になるものはない。

「国富論」にはアメリカの事例があった。1970年代以降のソフトウェア、通信技術、バイオといった先端技術を発展させたのは、若い優秀な技術者がベンチャー企業に流れたのと、先を読む投資家が多くの資金を先端技術分野に流し込んだことによる。その結果、多くの産業が生まれて、アメリカの産業を引き上げてきた。しかし、現在は株価至上主義に陥っており、産業を育成するのでは、リストラや研究開発に必要な内部留保金などを分配するなど、短期的な株価上げの手法を使うCEOが活躍し、長期的な産業育成がなされていない状況にある。

そのような状況のなか、原丈人さんは、次の時代を支える技術に投資をし、ベンチャーの創業者に足りない人脈の部分を補うなどし、長期的な視点での投資と、ベンチャーの育成をされている。原さんが次に重要だと考えているPUC分野(ユビキタスのようなもの)を支える技術は、僕も注目している分野であったが、知らないことなどもあり、特に技術分野に関して勉強不足だったなと感じた。まさに、ユビキタス分野での仕事をしているので、次の次の時代も見据えた事業の見通しをもっておかなくてはいけないなと感じさせられた。

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書籍名:21世紀の国富論
著者:原丈人
出版社:平凡社
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2007年09月16日

ドラマ「ライフ」の最終回

「いじめ」をテーマにしたドラマ「ライフ」が終わった。

あらすじは、歩(北乃きい)という高校一年生の女の子が、愛海(福田沙紀)を中心としたクラスメイトにいじめられ、現代社会を映すごとく学校や教師は「いじめ」を隠蔽し、全く問題を解決できない。というものだった。結末としては、愛海がやってきた悪事がばれて、クラスメイトに逆にいじめられるというものだった。

ある人が、いじめは犯罪を全く無くすことができないように、無くなることはない。と言っていたが、確かにそうだと思う。
しかし、問題は、通常の社会で行えば犯罪とされることが「いじめ」とか「生徒同士のいざこざ」として、学校が隠蔽することにある。これは実際に日々起きている。

この教育問題に積極的に取り組んでいた安倍総理が辞任したが大変に残念だと思う。
政治の世界は、よいことをやっていても、とにかくなんでもかんでも批判をするマスコミが大衆の心理を操作する。ある意味、これもいじめと同じ原理を使っているのだなと思う。

ライフでも、ずっといじめをしていた愛海がいじめられる立場になったのは、極めて政治的なものだ。自分を支持する仲間がだんだんいなくなって、悪事がばれると政治的な力が弱くなる。そうすると、大衆は今度は攻撃する側にまわる。

企業でも同じことはある。政治、空気と言われるものだ。組織は結構こうゆうものに支配されている。

話しをもどす。

いじめは実際に、物理的な暴力もあるが、精神的な攻撃もある。誰かを攻撃するのは極力避けたいものだと思う。子供同士でいると見えないが、その子供がある年齢まで育ってくるには、やはり多くの人の愛があってのこと。いじめに会うことは、その本人にとっても苦しいことであるが、家族やその子供を見守ってきたすべての人にとっても非常に悲しいことなのだ。

教育への理念が失われているのは、戦後、日本が精神的な価値を捨てたからだ。この問題に取り組むにはもう少し時間がかかる。

しかし、隠蔽。嘘。ということがいけないことは、どんな教師でも理解できることだと思う。
隠蔽や嘘がいじめを拡張している。犯罪は犯罪として処理すべき。いじめのある事実を隠してはいけない。この問題は隠蔽すべきではなくて、きちんと裁くこと、処理することが大切だとおもう。

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