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21世紀の国富論を読んで

ある本で(シュンペーターだったか。)一国の産業を興すために、もっとも大切なリソースは起業家である。起業家はゼロから有を生み出す。砂漠であっても、そこにあらゆる資源を集めてきて、事業を創る。というようなことが書いてあった。

まさに、その通りであり、強い思いを持った起業家がたくさん出てくることほど、その国の発展させる原動力になるものはない。

「国富論」にはアメリカの事例があった。1970年代以降のソフトウェア、通信技術、バイオといった先端技術を発展させたのは、若い優秀な技術者がベンチャー企業に流れたのと、先を読む投資家が多くの資金を先端技術分野に流し込んだことによる。その結果、多くの産業が生まれて、アメリカの産業を引き上げてきた。しかし、現在は株価至上主義に陥っており、産業を育成するのでは、リストラや研究開発に必要な内部留保金などを分配するなど、短期的な株価上げの手法を使うCEOが活躍し、長期的な産業育成がなされていない状況にある。

そのような状況のなか、原丈人さんは、次の時代を支える技術に投資をし、ベンチャーの創業者に足りない人脈の部分を補うなどし、長期的な視点での投資と、ベンチャーの育成をされている。原さんが次に重要だと考えているPUC分野(ユビキタスのようなもの)を支える技術は、僕も注目している分野であったが、知らないことなどもあり、特に技術分野に関して勉強不足だったなと感じた。まさに、ユビキタス分野での仕事をしているので、次の次の時代も見据えた事業の見通しをもっておかなくてはいけないなと感じさせられた。

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書籍名:21世紀の国富論
著者:原丈人
出版社:平凡社
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2007年09月10日 14:53に投稿されたエントリーのページです。

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