経営者の条件について
社長だけでなく役員など、経営判断くをしなくてはいけない立場の人間はどうあるべきかについて、考えさせられることが多々あったので、考えを整理しておきたいと思います。
雇われる立場(=従業員)から、人をやとって事業を遂行する立場では、全く変わってくるのが、経営判断、つまり大きな決断をしなくてはいけないことです。
以前、事業計画を役員を入れない形で、一応マネジメントの立場にあるメンバーに作らせたことがありますが、出てきたものは一切の決断が入っておらず、単なる現状維持、それも数ヵ月後には破綻するモデルでの計画でした。一人一人は日々の業務においては優秀ですが、未来をつかむという段になると一気に力を失ってしまうようです。棚からぼた餅的な無責任な発想になるようです。
なぜか?それは決断を避けているからです。
いや、そうではない。という言葉が聞こえてきそうですが、
・自分のキャリアアップ
・自己実現の場として会社を使いたい
・戦略が重要(実は戦略という名の妄想)
・会社は従業員を保護する場
・自社の利益よりも、パートナーシップとの良好な関係が重要
という、考えに支配されている限り、本当の決断はできないです。
従業員でいる間は、それでもよかった。それでも生きていけた。日々の業務をこなしていれば、仕事をやっているという充実感は持てた。しかし、経営判断をしなくてはいけない立場になった時、そんな無責任ではいけない。
決断において、重要なのは自分の考えがどこにあるのかを知っていること。
その上で議論をしなくてはいけない。
自分の考えを知った上で、相手の考えと比べて違いはどこにあるかを議論すべきだ。
なぜなら、意見には必ず上記のような”雑音”が入っているからだ。それを知っておく必要がある。
自分の考えを常に客観的に知るということは、物事を白紙にして考えられるということになる。
そうすれば、あらゆる可能性の中から重要な選択ができるようになる。
そして、自分を知っているからこそ、自分を越えた人のすごさがわかる。考えがわかる。だから、謙虚になれる。
自分の考えをつかむことのできない人間は、自分のものさしでしか人を測れなくなる。
自分のものさしでしか人を測れない人間は、目に見える基準でしか物事を判断できない。
高度な決断とそうでないものの違いもわからない。というかそういうものがあることすら理解できない。
優先順位もわからない。
物事の高下もわからない。
すべてが、違いとしてしかとらえられない。だから、人も自分も並列に見える。
サラリーマンであるなら、それでも許される。なぜなら、あなたがどんな考えを持っていようとも、多くの人に迷惑をかけることがないから。しかし、決断をする立場の人間はそれでは許されない。
また、会社とは何なのか?なぜ存在しているのか?という答えをも持っている必要があります。
それぞれの会社にはミッションがあります。あえていうなら、天から命じられた使命があります。
それが経営理念です。経営理念は単に経営者が思いつきで作っているものではないということを知らなくてはいけないです。
そして、その理念、使命を事業を通して実現するから、存在することが許されているのが、会社なのです。
決断の根本には、この考えを持っておかなくてはいけないのです。
と、自戒も含めて考えを整理してみました。



30代以下の人にとっては最も役立つ本の一つだと思う