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1000万部のベストセラー于丹さん

于丹(う・たん)さんという中国で1000万部以上の本が売れた人の講演に行ってきた。

国学ブームの火付け役となった于丹北京師範大学教授

この人は大学で先生をやっている人で、論語の講義をテレビで行ったら、大ブームになって1000万部も売れたそうだ。明日は福田総理とも会談がある忙しい中での講演であったが、会場の熱気に押されて30分ほど延長しての話であった。

日本語版はこんな感じ。

論語力
論語力
posted with amazlet on 08.01.29
于 丹 孔 健
講談社 (2008/01/29)
売り上げランキング: 32020


さすが、中国!というのは、1000万部のうち600万部は海賊版ということだ。

話の内容は、儒教と道教についてであったが、個人的には道教の話に非常に興味がわいた。心をはるかかなたの自由の境地に持っていくという心境に興味があるからだ。
話はわかりやすく、中国版、心のチキンスープという感じであった。というのは、たとえ話が非常に多く、なるほどと感じたからだ。

特に心に残ったのは、世界地図の話だった。
あるお父さんが子供に、世界地図を破って、子供にセロテープで再度組み立ててごらんと、やらせたところ、あっという間に完成させてもどってきた。
なぜか?と、聞くと、実は世界地図の裏には人の顔の写真があって、そちらをみて組み立てたら世界地図が再現できた。ということだった。つまり、バラバラに見える世界地図も人をしっかり組み立てれば、きちっと整理されるということだ。
そして、さらに于丹さんは、我々も様々な問題、家庭や仕事、人間関係などなど、バラバラに抱えているけど、人(自分の心)としてしっかりしていれば、きっちり解決できる。
自分の周りに起きている現象は、自分の心を表とすると、その裏だ。という言葉が妙に響いた。

そもそも、哲学にしても、道徳にしても、実は抽象論や机上の空論を扱っているのではなくて、日々の生活の中で、社会や個人がいかによりよく生きていくかを追求するものであったはずだ。だから、分かりやすく語ることは大事だし、それこそ各学問を興した人の願っているところだと思う。

我々の教育カリキュラムには、こういった勉強をすることは組み入れられていない。
しかし、日々の生活では次々と判断しなくてはいけない事象は起きてくる。人それぞれ、自分なりのポリシーでもって解決していると思うが、時には今までの自分にはない考え方を入れてみるのもよいかと思う。

◇関連リンク
http://job.yomiuri.co.jp/library/column/li_co_07032001.cfm
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-29X544.html?fr=rk

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コメント (1)

のり丸:

昨日は自分も講演聴いてきました。
儒教と道教の話は面白かったですね。
仏教で言うところの上求菩提・下化衆生の上求菩提と下化衆生を分けて、上求菩提を遊の道教、下化衆生を仁愛の儒教で考えながら両者を融合させるという考え方に中国的な中庸ないし中道の考えを見ました。
なるほどなぁと。

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2008年01月29日 23:12に投稿されたエントリーのページです。

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