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成果を上げる組織とは?

成果を上げている組織というのは、市場変化に合わせて変化し続け、発展し続けれられる組織のことである。
そして、そういった組織では、人材が生かされている。その組織に属している人材は、技術的にも人間的にも成長していく。
組織は外部に対して貢献することがその存在目的ではあるが、貢献をすることのできる人材を育成し、各人の強みが生かされる形で組まれることが理想的だ。

第一に外部に対する貢献をどのように考えるか?ということは重要だ。これは経営判断であり、自社及び自社を協力してくれるパートナーとのリソース上、貢献すべきではない分野に、そのタイミングではない時に、参入することは組織としての貢献ができないことを意味する。そして、そこに属している人員は何をもって貢献すればよいかわからず、人的な成長もできず、成果も出ないという状況が生まれる。
しかし、難しい問題はある。特にベンチャー企業においては、市場創造を目的とする企業もある、つまりゼロからイチを生み出すことだ。これは投資の状態が続き、いつ闇夜から抜け出すかは誰にもわからないし、もしかすると、市場はできないまま終わってしまうかもしれない。
こうゆう状況は、まさに、トップが覚悟して続けるか撤退するかを判断するしかない。本業が苦しいからと言って、下手に多角化してもうまくいかない。一つ一つの事業を見極めていかないといけないのだ。

第二に、組織が成果を出していくために、そこに属する人員が成長していくとは、どういうことだろうか?
それは、4つの段階になると思う。
第1段階 基本的な技術と知識を得ることができて、ルーティンを実施できる状態。いわゆる報・連・相ができる状態。
 これは仕事をする人間としては基本的な事項であり、例えば、自分に都合のよい報告しかしなかったり、嘘の報告したりすることは一番の基本もできていないのである。あるいは、自分の論理だけを通すことも間違っている。
第2段階 目的に向かって自ら動ける。
 基礎的なことができるようになったら、上司は仕事を任せることができるようになる。ある目標や部下に期待する成果を述べ、それを実現するために必要なことを自ら考えて動くようになる。
 この段階になると、全体の中での自分の位置づけや期待されていることを考えられるようになる。また、成果を出すために、いくつか方法を考えるが、各方法についてのリスクについても、正しく上司に報告でき、そして判断を仰ぐことができるようになる。
第3段階 人を使って仕事をできるようになる。
 自分で全てやらないと気がすまない状態。自分でないと成果を出せない状態から脱して、人を教育し、人に仕事をさせることができるようになってくる段階が第3段階だ。
 この状態になると、自社、あるいは自部署が何をしなくてはいけないのかを自ら考えることができるようになってくる。
 個人では優秀であっても、人を使うようになると全く機能しなくなる人材もいるが、それは何でも自分でやってしまったり、自分のやり方を押し付けるだけの“子供”の状態であると考えられる。結局、自分が認められたいという思いを越えることができないでいる。
第4段階 組織の発展のための意思決定ができる段階。つまり、組織は何をもって社会貢献するのか?ということのビジョン、コンセプトを描くことができ、そのために何をしなくてはいけないのか?という方針を出すことができる段階だ。
 ベンチャー企業などは、まずは自分のやりたいことや儲かりそうなこと、を出発点することが多いが、企業が発展し、永続していくためには、どのような企業理念、コンセプトを生み出していけるかが重要となる。

企業が永続的に発展していくためには、変わり続けていく必要がある。そして、企業を変え続けていけるのは、人である。そのような人材を生み出し続けることのできる企業カルチャーを創っていくことが、成果の出せる組織だ。

ちなみに、ドラッカーは「プロフェッショナルの条件」で、以下のように述べている。
・ほとんどの人が成果ではなく、権限に焦点を合わせる。貢献に焦点を合わせなくてはならない。
・貢献に責任をもつためには、自らの産出物すなわち知識の有用性に強い関心をもたなければならない。
・仕事において貢献する者は、部下たちが貢献するべきことを要求する。
・知識労働者は、自らに課される要求に応じて成長する。


プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
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2008年01月30日 18:05に投稿されたエントリーのページです。

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