たまたま、ウェブでいろんな記事を見ていたら出てきたのですが、久しぶりに
YouTubeで、ライブドアの上場から上場廃止までのドキュメンタリー番組をみました。
■YouTube
ホリエモン虚飾の膨張
番組の作りもありますが、やっぱりお金至上主義だったんだなあと、つくづく感じました。
そこは、まあ、個人の主義なので、あまり突っ込む気はないですが、本業で売上がつかないことによる様々な資本政策が非常に問題だと感じました。ホリエモンは放送業界を始めとして古い既得権益を持った世界をブチ破ろうとしたことは評価できますが、人間の基本としての善悪の考えがちょっと甘かったのではないかなと思いました。
本人の書いている何かの本で読んだのですが、読書もあまりしていなかったようですね。
やはり、日本人で経営をしているのであるなら、松下幸之助や稲盛和夫、一倉定ぐらいは最低限読んでおいて欲しいところでした。ちょっとお話にならない、経営理念と経営管理だったのでしょう。
企業はその使命を果たすために、そして、従業員の幸せを実現するために、永続的に発展する遺伝子を持つ必要があります。
稲盛さんの「アメーバ経営」は、そのヒントが満載です。実践的な経営書は数字管理なども具体的にイメージできるものになっています。稲盛さんの本は、この本の前の「実学」もそうでしたが、非常に数字管理までイメージできる実践的な内容になっています。
経営者というのは、新しいものが好きで目立つことを好むタイプが多いので、いち早く世の中の注目を浴びたいという誘惑に駆られることが何度もあると思います。そのために、裏道などに引き込まれることが多いです。その際に、理屈や言い訳は、どれだけでもできます。しかし、経営者は哲学を持つ必要があります。
稲盛さんは、
『経営における判断は、世間でいう筋の通ったこと、つまり「人間として何が正しいのか」ということのもとづいておこなわなければならない。』
と、言っています。経営は判断に迷うことだらけです。しかし、その際には、原理原則に戻るべきではないでしょうか?
また、企業経営の安定について、
『企業経営を安定させようと思うなら、たとえ技術的にさほど優れていなくとも、どこでもやれるような事業を優れた事業にすることが大切である。』
と、言っています。この観点も非常に大事です。成功した経営者はみなこのようなことを言っています。しかし、人間は弱いもので、どうしても成功の条件は、他の人がやっていないこと。珍しいことをやることだと考えてしまいます。
ベンチャーを起こすときは、ニッチを狙うことが多いので、他の人がやっていないことに集中することは大切ですが、経営管理の面では、経営の技術として、そこにいる従業員の成長や企業の成長をさせることを安定的に実現させていくための能力を磨いておく必要があります。
本書では、組織の作り方から、アメーバ方式の管理方法についてのノウハウがぴっちり書かれています。経営者を目指す人、組織でリーダーになっていく人、すでに経営者である人は必読だと思いますので、ぜひ、読んでください。
![]() | アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役 稲盛 和夫 日本経済新聞社 2006-09 平均評価点4.0 コメント:社員の自律 コメント:1度だけでなく、読めば読むほど味が出てきそうな本 by [Z]ZAPAnetサーチ2.0 |
