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「温暖化」がカネになる(北村慶)

地球温暖化問題を議論すると、科学技術の発展とか、生活レベルの向上に対して否定的な意見を言い始めて、実際、都会の生活を否定して田舎暮らしとかを始めたりしたくなってしまうことがあるけど、実は、それは結構自分勝手な考えなのでは?と、思い始めました。

と、いうのは、地球の人口が今世紀半ばには、100億人を突破するって言われていますが、現在の科学技術レベル、経済レベルでは、それだけの人を食わせていくことができないからです。

極端な話、人類が地球温暖化を防ぐために、CO2を減らせということで、今の生活や便利さを捨てれば、もしかしたら、温暖化は防ぐことができるかもしれない。だけど、100億人が食えなくなってしまう。

今はそうではなくて、CO2を先進国が目標を持って減らしていって、なんとかこの危機を乗り越えようとしています。

「排出権」という話はよく聞きますが、しっかり情報を仕入れてなかったんですが、北村さんの「温暖化」がカネになる。で、全貌がつかめました。

僕なりに解釈すると、「排出権」はヘッジファンドなんかも金の臭いをかぎつけているようですが、要するに先進国(特に日本)から、中国をはじめとする発展途上国に、カネを流していくだけの話になりそうですね。CO2削減目標は先進国のみ与えられ、発展途上国は削減目標を与えられないのに、排出権だけ売れる。ということです。
確かに現在の温暖化の原因の主要因は、先進国にあるかもしれないけど、問題が明らかになっているのに、全く努力しないで、先進国から排出権の名の下におカネを奪う構造を作ってしまうと、世界の富がどんどん減っていく方向に進んでしまいます。つまり、投資対効果の低いものに投資し続けることになるからです。

日本はこのままだと、2012年までにCO2削減目標を達成できず、、、約5兆円を排出権として、各国にバラまくことになりそうです。

環境問題は、北村さんが指摘しているように、「解決していくことで儲かる」ような仕組みを作らないと、世界規模での管理社会が訪れる危機を感じました。
環境問題も配慮した方が、より発展・繁栄する効率的な社会システムの構築が早急に望まれていると思います。そんなシステムの実現を政治からも、新しいビジネスモデルからも模索していくことは、すごく価値のある仕事だと思うし、今しかできないことかなと思います。


「温暖化」がカネになる
北村 慶
PHP研究所
2007-09-15
平均評価点5.0
コメント:そのうち、人口増加権の売買というのも出てくるんじゃないの(p.236参照)
コメント:環境問題とそれに関わる経済を同時に学ぶ

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

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2008年02月25日 02:05に投稿されたエントリーのページです。

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