ウェブはどう進化していくのだろうか?
個人はウェブを使って、どんな風に生き方を変えていけるだろうか?
この2つの問いは、おそらく今後の時代や個人の方向性を考えている人が一度は持つ疑問だと思います。梅田さんは一つ目の疑問については、「ウェブ進化論」という本で、二つ目の疑問に関しては、本書で、答えています。
インターネットを使ったサービスを生み出す立場では別の観点も出てきますが、一人のユーザーとしてインターネットを使って何ができるかなと考え直しました。
これからの10年、個人の生き方は変わってくるのか?
そのために何をしたらいいのか?
環境変化としては、ますます大量の情報がネットに溢れ、溢れ、溢れてきます。
そこで、ネットとリアルの世界を自由に行き来して、そこから価値を生み出せる個人は自由に生きられるようになると思います。”自由”というのは、時間の束縛、場所の束縛、思想の束縛、金銭の束縛からの自由です。
自由ということは、個人の能力が尊重されるということであり、個人が自分なりの生き方をして、そして価値を生み出せるようになっておく必要があります。と、いうよりも自分の個性を輝かせた結果が価値を生み出せるようになるということになります。個性を輝かせるためには、いくつかお手本になる生き方やキャリアプランの中から自分に親和性のあるものを選び出していく。好きなことを追求していく。ことで、できます。
ウェブの世界では時間が最大の資源になりますので、その密度と面積を広げる工夫をなども、求められるスキルになってくるかなあと思います。
- ITの歴史とは、「個」の可能性を押し広げ「個」を開放する方向での理想を掲げた人たちの主張が、長い目で見れば、必ず実現してきた歴史なのである。
- これからの時代の成功のカギは、リアルの地球と「もうひとつの地球」を自由に行き来しながら創造的に生きることだと思う。
- あらゆる面で徹底的にネットを活用すること。自分の志向性や専門性や人間関係を拠り所に「自分にしか生み出せない価値」を定義して常に情報を発信していくこと
- 積極的に人間関係を構築し、人との出会い大切にすること。組織に属する時でも「個と組織の関係」においてきちんと距離感をとって、組織の論理に埋没せず、個を輝かせようと努力すること
- ウェブ進化は、個をエンパワーするものである。個の可能性は、一つの専門性には制限されない。専門性や志向性の複合技で個の総合力を定義し、その力で自由に社会を生きていく。
- 「知的生産」とはそもそも「書いたことを人に伝える」のがゴールで、個人的な「知的生活」とは違って、他者の存在を意識した行為である。
![]() | ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687) 梅田 望夫 筑摩書房 2007-11-06 平均評価点4.5 コメント:「高く険しい道」と「けものみち」の違いについて コメント:やはり名著 by [Z]ZAPAnetサーチ2.0 |
