ある会社の再建プロジェクトに、非常に短期間であったが関わらせていただいたことがある。
売上は上がっているし、各ファンクションごとには優秀な人材もいた。
しかし、新規事業に手を出していって、それぞれが利益が出ず、さらに管理部門が非常に重いという問題点があった。その結果、資金繰りがうまくいかず、たちゆかなくなってしまったということだ。
結局、問題点を突き詰めていき、あえて問題を一つに絞るなら、CFOがきちんとCFOとしての仕事をしていないことが問題であった。(もちろんそのようなCFOを置いていたCEOにも責任もある。)
CFOは経理畑出身の人間であった。
そして、経理専門の部下も4名ほどいて、集計をしているのだが、経営に必要な数字を出すことができてなかった。主な問題点は以下。
・出てきている財務諸表が経営上ほとんど意味がなかった。(経理のソフトから出力されるのみ)
⇒ 項目が細かすぎる。部門別の実際の収支がわからない。ポイントを押さえてない。
・見通しがない。
⇒ キャッシュフロー上も、損益上も。。。
今の会社ではないんだけど、僕自身も全く使えない経理の人間と仕事をしたことがありました。(本人はいたって、良い仕事をしているつもりだったから始末が悪い。申し訳ないけど、僕から見ると全く仕事をしていないのと一緒でした。)彼は再建を必要とした会社のCFOと全く同じ発想だった。
だから、もし経理担当が経営に関わって、全社の動きを見たりするような立場に立った場合は、全く考えを変えて、以下のことを考えるように気をつけてください。でないと、乱気流の中を、何の計器も持たないで、空を飛ぶようなものですから。
・経営に必要な数字は何かを常に考えること。(PCA会計や弥生にデータを打ち込むことが仕事ではない。)
どうゆうセグメントに分け、売上と利益を出す源泉になる費用をどうするか。を考えること。
・その数字を掴める仕組みを作って、従業員のモチベーションに繋がるようにすること。
・見通しを数値で持つこと。
たとえベンチャーであっても、最低限、上記のことをとらえられないと、経営判断を適切にはできないので、気を配るようにしてください。