本書では「人間は何のために生きるのか?」という根本的な問いに答え。
「いかに生きるのか?」かを、稲盛さんがご自身の経験に基づいて書かれている。
読み進めていくうちに、自分の心の深い部分と対話がはじまるような、なかなか巡り合えない一冊です。
本書を読んで稲盛さんは、成功されるべくして、成功されているのだなあと、つくづく思いました。
やはり、人生を数十年単位で考えた時、成功をし続けるには、成功の法則に則る必要があるのだと感じました。それは、自分の心の深い部分(良心)の声に徹底的に従うことだと思います。それは、自分の望むことであるのだけど、なかなかその通り生きられないのも我々の性ですね。
短期的には、嘘をついたり、人を裏切ったり、人を傷つけたり、自分のわがままを通したり、した方が得のように感じることがありますが、数十年のスパンで見ると、悪い種を播くと、悪い結果は必ず出ます。
今、身の回りでトラブルが起きている人、今後どのように生きていったらいいのか分からない人、現状に満足してしまっている人、あるいは、もうあきらめてしまっている人にオススメです。
- 「この世へ何をしにきたのか」と問われたら、私は迷いもてらいもなく、生まれたときより少しでもましな人間になる、すなわちわずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくためだと答えます。
- 働くということは人間にとって、もっと深遠かつ崇高で、大きな価値と意味をもった行為です。労働には、欲望に打ち勝ち、心を磨き、人間性をつくっていくという効果がある。
- この世界の、この宇宙のどこかに「知恵の蔵(真理の蔵)」ともいうべき場所があって、私たちは自分たちも気がつかないうちに、その蔵に蓄えられた「知」を、新しい発想やひらめき、あるいは創造力としてそのつど引き出したり、汲み上げたりしているのではないか。
- 蔵の戸を開いて知恵を得るにはどうしたらよいのか。それには、やはり燃えるような情熱を傾け、真摯に努力を重ねていくことしかないのではないか。
- 事をなそうと思ったら、まずこうありたい、こうあるべきだと思うこと。それもだれよりも強く、身が焦げるほどの熱意をもって、そうありたいと願望することが何より大切になってきます。
- 完成形がくっきりと見えるようになるまで、事前に物事を強く思い、深く考え、真剣に取り組まなくては、創造的な仕事や人生での成功はおぼつかない。
- 構想そのものは大胆すぎるぐらいの「楽観論」に基づいて、その発想の翼を広げるべき。 ただし、その構想を具体的に計画に移すときには、打って変わって悲観論を基盤にして、あらゆるリスクを想定し、慎重かつ細心の注意を払って厳密にプランを練っていかなくてはなりません。 そして計画をいざ実行する段階になったら、再び楽観論に従って、思い切って行動にとりかかるようにする。
- 事業の「原理原則」はどこにあるか。会社の私益やメンツにあるのではない。それは社会や人の役に立つことにある。利用者にすぐれた製品やサービスを提供することが企業経営の根幹であり、原理原則であるべきだ。
- 人格というあいまいなものより、才覚という、成果に直結しやすい要素を重視して、自分たちのリーダーを選ぶ傾向が強かった。才あれども徳に乏しき人間を自分たちの長としていただきたがる。そんな傾向やメンタリティを、私たちはなかなか払拭できずにいます。
- 思いやりとか利他といった美徳が、いまの日本社会からすっかり失われてしまったという気が強くする。思いやりや利他の心が忘れさられてしまえば、残るのはおのれの欲望だけです。
- 私たちに起こるすべての事柄には、かならずそうなった原因があります。それはほかならぬ自分の思いや行いであり、その思念や行為のすべてが因となって果を生んでいく。この因果律の無限のサイクルもまた、私たちの人生を支配している摂理なのです。
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生き方―人間として一番大切なこと
稲盛 和夫 サンマーク出版 2004-07 平均評価点4.0 コメント:良書。 コメント:世の中素直に単純な・・・ by [Z]ZAPAnetサーチ2.0 |
