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水滸伝(1)、(2)(北方謙三)

ある人の勧めで水滸伝を読み始めた。
ずっと気になっている本だったのだが、なかなか手をつけられていなかったので、良い機会なのでちょくちょく読むことにした。

時代は十二世紀の中国、北宋末期。

1巻では梁山泊の中心になるメンバーが全国で志を持ちながらも時間を耐えている時期だ。
目的があるんだけど、まだ機が熟してなくて、精神的にも不安定で、旗揚げに向けて、準備を続ける時代。
物事が始まる前は、誰でもこのような時期を過ごす。志はあるんだけど、無名で、孤独で、本当に未来は来るんだろうか?と疑いながらも、あきらめないで進めないといけない時期で、非常に重要な時期だと思う。この時期に徹底的に蓄積をすることで、それが自信に繋がって、物事が動き出したときには、あせらないで進めることができるようになる。

企業でいうのであれば、創業前や新規事業を始める前にあたる。
凡人は、準備をしないで、とりあえず一歩を進めてしまう。その結果、後の修正が大変になるし、ずっと先まで進める力を持っているのに、ちょっとしたところで挫折してしまうことになる。
よく、ビジョンをありありと描き、もう実現しているかのように語れるようになっていることは実現すると言うけど、準備期間に何度もシミュレーションしているから、それが可能になるのだと思う。

振り返って自分を見てみると、やはり最初の一手ばかりを思い悩んで、ずっと先の構想までのビジョン固めはできてないなあと感じる。
お金さえあれば、あんなことも、こんなこともできるのに、というタイプの人間は、やはり構想力が弱い。構想を深めていくともっと重要なことに思いが向いていくからだ。
風が吹き始めたなあと、思ったときは焦らず、しっかりビジョンを持つようにしたい。

2巻では、いよいよ動きはじめる。

ここでは、梁山湖に先に世直しのために集まっていた数千人を、7人でのっとるということになるのだが、先に集まっていた数千人は、構想力も弱く、とりあえず旗揚げをしていれば、いつか政府に対抗できるだろうと甘い観測で始めたために、自己保身におちいり、盗賊となり果ててしまった者たちだ。
そこへ、構想力をもった人間が現れたら、あっという間にのっとられてしまうし、その方が世の中の役に立つことになったりする。

テーマ設定をしてみる。
①独立する。
②上場会社を創る。
③100年は続く企業を創る。

発想が全然変わってくる。

水滸伝〈1〉 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44) (集英社文庫)
北方 謙三
集英社
2006-10-18

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0
水滸伝〈2〉替天の章 (集英社文庫) (集英社文庫)
北方 謙三
集英社
2006-11-17

by [Z]ZAPAnetサーチ2.0

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コメント (2)

すけ:

そこまで読み取るなんてさすがです。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
(順番が逆かも)

管理人:

すけさん>

勧めてくれてありがとうございました。
はまってしまいましたよ!

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2008年04月09日 20:03に投稿されたエントリーのページです。

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