マネジメントは足りない能力をどう補うか?
従業員は、自分の専門性や個性を磨いて、強みをもって組織に貢献できればいい。
しかし、マネジメントを行うものは、自分の関心のなかった領域や弱みについても能力を持つことを求められる。
さらに、経営者に求めれるものは多い。
通常、営業や技術や企画を専門としてきた人間は、経理・財務・人事・法務が弱い。経営者を目指す人間は、常日頃からこういった分野の勉強をしておく必要があるが、それでも自分一人で行うには限界がある。
それだけではなく、経営環境は日々、刻々と変化している。だから、経営者はいろんな勉強をしておく必要があるが、すべてを完璧にこなすことはできない。
では、成功している経営者はどうしているか?
様々なパターンがあるとは思うが、僕が普段いろんなことを教えてもらっている経営者の方は、やはり、自分で把握する努力をされている。結構、高齢の方なのだが、新しいことを専門家の意見を聞きながら、一旦、自分で把握する。そして、小さなところから始めて大きく育てるという手法を取っている。
自分で把握しようとするかどうかが、組織を掌握できるかどうかの分かれ道になる。
我々は未知の分野については、面倒になったり、パレートの法則にしたがっているつもりで、まる投げしてしまっていることが多い。この状態だと、マネジメントは方針を出していない状態になる。方針を出していないと従業員は能力が発揮できずモチベーションが下がったり、勝手なことをやりだす。そして、組織の能力は落ちる。
方針を作る。方針を作らせる。そして、実行する。
やりきるには、同じことを何度も何度も言い続ける必要がある。
あたり前のことだが、これをやりきれるかどうかが意志の力になる。
方針書はA4一枚の簡単なものでいい。
僕は以前ある会社(従業員3000名ほど)で、経営企画的な仕事をしていたことがあって社長向け用の方針用資料などを作っていた。そのぐらいの規模の会社であっても、結論は絶対にA4一枚にまとめさせられていた。もし、必要なら、別添付などを用意するが、本当のポイントは何か?ということはA4一枚ぐらいでまとまる。
だから、簡単なものでもよいので、方針書を用意して、マネジメントはそれを使って指導し続ける必要がある。
これは我々の人生にもいえると思う。
方針書を用意する。そして、自分に日々言いかせる。
そして、やりきる。
ちなみに、僕は、今は小説よりもおもしろい(おもしろいと思わないとやっていけない。)ことが毎日起きていて、ある程度、流されるようにしている。あまりもがいても仕方がないときは、心をあまりブレさせないでいる方が大切かなと考えている。


30代以下の人にとっては最も役立つ本の一つだと思う